2014年6月3日火曜日

Oracle Data Pump による暗号化

■概要
Oracleはデータベースの盗聴、流出対策として、下記の暗号化ソリューションを提供している。
 ①通信の暗号化
 ②データファイルの暗号化
 ③バックアップの暗号化
このメモでは、③のうちData Pumpを使用してバックアップを取得する場合※1について記載する。

1 他にもRMAN(Recovery Manager)によるバックアップ暗号化も可能である。

■暗号化の対象
暗号化の対象は、ENCRYPTIONオプションで指定することができる。※2
#
暗号化の対象
パラメータ
備考
1.      
・データ(暗号化列を含む)
・メタデータ
SecureFiles
ALL
デフォルト
2.      
・データ
DATA_ONLY

3.      
・暗号化列
ENCRYPTED_COLUMN_ONLY

4.      
・メタデータ
METADATA_ONLY

5.      
暗号化しない
NONE


2 指定しない場合は、デフォルト(ALLである。NONEではない。)

■暗号化のアルゴリズム
暗号化のアルゴリズム※3は、ENCRYPTION_ALGORITHMオプションでAES128bit196bit256bitから選択できる。
#
パラメータ
備考
1.      
AES128
デフォルト
2.      
AES196

3.      
AES256


3 基本的にRMANと同じ。

■鍵
パスワードはENCRYPTION_PASSWORDで指定する。
『透過的暗号化』や『デュアル・モード暗号化』を選択する※4ことで、Wallet5にある鍵を使うこともできる。

4 下記の3方式から選択する。
#
方式
備考
1.      
透過的暗号化
Walletの鍵を使用する。
パスワードは指定しなくてよい。
2.      
パスワード暗号化
操作の度にパスワードを指定する。
3.      
デュアル・モード暗号化
バックアップ操作時は、パスワードを指定する。
リカバリ操作時は、Walletを使えたら使う。使えなかったらパスワードを指定する。

5 12cからは、暗号化鍵管理専門のロールが追加されている。

■例
% expdp hr DIRECTORY=foo DUMPFILE=bar.dmp ENCRYPTION=all ¥
ENCRYPTION_MODE=dual ENCRYPTION_PASSWORD=passwd

% impdp hr DIRECTORY=foo DUMPFILE=bar.dmp ¥
ENCRYPTION_PASSWORD=passwd

■参考

http://www.oracle.com/technetwork/jp/ondemand/db-basic/20100824-encryption-251749-ja.pdf

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